『大勢いる』なら、『言わないだけ』いくない。

「美味しんぼ」が過度に放射能への不安を煽ってるとかで…確かにちょっと走りスギな気もすんだけど、単に炎上で終わりもどうかなと思った件。

【上記抜粋】

NO. マンガの描写 毎日の取材
01 山岡士郎らが福島第1原発を見学。後に疲労感を訴え、鼻血 ←雁屋氏の実体験に基づく模様。
02 井戸川克隆・前福島県双葉町長:「私も出る」「福島では同じ症状の人が大勢いる。言わないだけ」などと発言 ←取材に対し「(描写や吹き出しの文章は)本当のことで、それ以上のコメントはない」と回答。
03 医師が「福島の放射線とこの鼻血とは関連づける医学的知見がありません」と答える場面も 放射線防護学者のコメント1:急性放射線障害は、鼻血の他、血小板の減少、目や耳など体中の毛細血管からの出血を伴う。鼻血と被ばくを関連づけるような記述があれば不正確。
放射線防護学者のコメント2:心理的ストレスが免疫機能に影響を与えて鼻血や倦怠感につながることはある

【かんそう】

  1. 01(一時滞在者)であれ、02(地元の方)であれ、原因が急性放射線障害とは考えにくい。
  2. 但し、01であれ、02であれ「経験者は語る」を無視すべきでない。
  3. 不安や緊張感も「程度x持続時間」次第で鼻血や疲労感に繋がり得る。01 〜とりわけ相応の先入観の存在が疑われる一時滞在者〜はともかく、02、〜地元の方に『同じ症状の人が大勢いる』なら、『言わないだけ』はいくない。
  4. 原因はあとでいい。「いま、そこにある問題」が先。

と思った。

【放射脳・アンド・カウンター放射脳】

  1. 放射脳はほどほどに(ムダな不安や差別がよく育つ)。アンチ放射脳もてげてげで(ムダに安全神話がよく生える)。ホドホドにもテゲテゲにも適性値がないのでスッキリはせんが、どちらも、あの事故の前にはなかったものだ。いずれは半減期を迎えて頂かねばならない。
  2. たとえぶゎ。両者の争いが激化するハザマに「実際に疲労感や鼻血に悩む人」が大勢おられたとする。そして。彼らが「なんとなく言い出しにく and/or 言わなくなっている」。とする。
  3. この場合。「いま、そこにある問題」は見落とされがちであり、その結果「必要な対策も遅れがち」になってしまう。
  4. 原因はあとでいい。「いま、そこにある問題」が先だ。

…などと思いながら巡回していたところ、福島民報がドたいむりぃな記事を載せていた。

【上記抜粋】

  1. 福島県が、避難県民を対象とした初の意向調査を行った。
  2. 心身の不調を訴える家族がいる世帯は、避難区域内からの避難世帯で70・2%。自主避難世帯では54・9%。
  3. 不調の内容(複数回答):
    1. 「何事も楽しくない」:半数
    2. 「よく眠れない」:半数
    3. 「イライラする」:40%超
    4. 「憂うつで気分が沈みがち」:40%超
    5. 「疲れやすくなった」:40%超
    6. 「孤独を感じる」:40%超
    7. 「飲酒・喫煙の量が増えた」:22・6%
  4. 臨床心理士のコメント
    1. 『避難者の深刻な状況が裏付けられた』
    2. 『短期間に何の覚悟もないまま大きく生活環境が変化したため、心身の不調につながっていると分析』

【かんそう】

  1. 鼻血はともかく、少なくとも3-5は、美味しんぼの言う『疲労感』と符合する。3-1から7まで並ぶ「気塞ぎ」には、なんぞのケアが要るのぢゃなかろうか。
  2. ぶっちゃけ税金で行くなら除染よりC/P良かないかっつう下心コミだけど(ソロバン第一主義)。復興増税をようわからんモンに流用するよりゃ、徴税目的に適うだろうし(カネに色はついてるよ派)。
  3. 「放射脳 or NOT」なんて後でいい。「いま、そこにある問題」が埋もれないよう気をつけてねぇとイカンな。

と思った。

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